さて、ロンドンに到着して無事に1週間が経過しました。
分からないことは引き続きたくさんありつつも強く生きています。笑
突然ですが、ロンドンは交通費が高いことで有名です。
バスはまだしもなのですが、日本のJRや地下鉄の料金の感覚に慣れていると、ほんの数駅だけ移動した時の料金にびっくりします。
そこで上手く交通費を節約する為に役立つのが、Oyster cardとRail cardです!
これらを利用することで、単に便利なだけでなく交通費を大幅に節約することが出来ます(特にYMSで渡英した方)。という訳で今回の記事では2種類のカードの概要やメリット、作り方をまとめてみようと思います。
Oyster card、Rail cardとは?
ではまず初めに、それぞれ何ぞやというところから簡単に触れていきます。
Oyster Card
これは「ロンドン市内で使えるSuica+α」と捉えるのが分かりやすいかなと思います。
プリペイド(多分Suicaと同様にクレカ登録→自動チャージなども可能なはず)で料金をチャージしておき、乗車時と降車時に駅の改札でタッチする仕組みとなっています。
作成時に£5のデポジットと入金額を選択して作成します(Suicaなどと同じ感覚ですね)。
「そりゃあった方が便利よねー」という感覚は持ってもらえるかなと思いますが、「+α」と書いた部分について、Rail Cardと組み合わせることでただのプリペイドカードではなく絶対的なメリットが生まれます。詳細は後ほど。
Rail Card
これはOyster cardとは少し異なり、「主に若者向けにNational Railの切符を安く買えるサービス」という内容でしょうか。National Railとは、日本で言うところのJRと近しい存在です。ロンドン市内は地下鉄(Tube)で事足りるのですが、近郊の都市に行く場合はこのNational Railを利用することになります。
Rail Cardを作ることでこのNational Railのチケットが最大で3割ほど安く買えるのが主なメリットです。こちらはOyster cardとは異なり作成、登録は有料ですが、もしロンドンで暮らしていくのであれば作った方がベターです。
主には年齢の制約が大きく、31歳以上の方は通常のRail Cardは購入できず「Two Together Rail card」(登録時に指定した二人で旅をする場合のみ他タイプと同等の割引を受けられる)が主な選択肢となるようです。詳しくはこちらでご確認ください。
何故作った方が良いか?
Oyster Card
下の表はロンドン市内を走るTubeのチケットを現金で買った場合とコンタクトレスカード or Oyster Cardで支払った場合の値段の違いをまとめた表です(2023年9月時点)。
現金か否かで、場合によっては2倍以上も値段が変わることが分かります。
日本でもSuicaで支払うと、160円の区間を157円で乗ることが出来たりすると思いますが、ロンドンの地下鉄はその比ではなく現金でチケットを買った時とOyster cardで支払う時の料金が異なります。
これがOyster cardを作った方が良い理由の1つ目です。
しかし、上の表をもう一度見てみるとOyster cardとコンタクトレスカードでは料金の差がありません。それでもOyster cardをオススメするのが次のRail cardの部分で記載する合わせ技による割引です。
Rail Card
National Railは普段ロンドンだけで暮らしている分には利用する機会は少ないと思います。「ロンドン近郊やイギリス
の切符が安く買えるということで、国内の色々な都市を旅行したい人は間違いなく作った方が良いです。私の場合は26~30歳用のRail cardで£30/1年間で発行したのですが、初月(4月)に2回日帰り旅行をしただけで元を取ることが出来ました(Seven Sisters、Cambridge)。その後もOxford、Brighton、Canterburyなどなど主にはイギリス国内の日帰り旅行の度に割引を受けているので作って良かったです。
Oyster Card x Rail Cardの組み合わせでTubeが3割引に!
「国内旅行はそこまでするか分からない」という方もRail Cardを作った方が良い理由があります。
Rail cardを作成して、その情報をOyster cardに登録(駅員さんにやって貰う必要がある)することで、普段のOyster cardの支払いが約30%ほどお得になるのです(Off Peak時のみ)。
コンタクトレスカードとRail Cardは現時点では接続させることが出来ない為、翻ってこれがOyster Cardを作るメリットの一つともなります。
この積み重ねがとても大きく、中心部のZone 1内の移動でも一回あたり£1弱の割引となります。
例えば、20営業日の通勤を割引対象の時間に乗車した場合、£40ほどの交通費がたったひと月で浮くこととなります。
カードの作り方
Oyster Card
Oyster cardは、地下鉄駅の券売機で簡単に作ることが出来ます!
私はヒースロー空港に到着した後、地下鉄で宿に向かったのですがそのタイミングで作りました。
5分とかからず作ることが出来るので、到着後すぐに作ることをオススメします!
画面下部のOyster「Get new cards」から新規発行が可能
Oyster: Buyと書いてある券売機を探して、最初に日本語のマークを押せば後は画面に従って操作していけば問題なく発行できます(Topupとしか書いていない券売機はチャージのみ可能です)。
また、支払いも券売機によっては現金不可のものもあるので事前に確認してみてください。
Rail Card
こちらは券売機では発行することは出来ないのですが、Webサイト上あるいはアプリから5分程度で作ることができます。
支払い用のカード、顔写真、パスポートを用意しておけば万全です。RailcardのWebサイトからも作ることが出来るのですが、個人的にはTrainLineというアプリをおススメします!(Webサイトはこちら)
一度アカウントを作ってRailcardを登録してしまえば、以降は「電車の検索」「チケットの購入(もちろんRailcardの割引料金)」「チケットの管理(改札でQRコードをかざせばOK!)」が全てこのアプリ上で完結します。
もちろん類似のアプリはあるかもしれませんが、私はこのアプリを使っていて不便を感じたことは特にありません。
まとめ
日本と比べて様々な生活費が高いロンドン。少しでも節約する為に、Rail Card
因みに私は英語力に自信がなさ過ぎて、Rail cardを作ってからOyster cardに登録するのを暫く躊躇していました…。Oyster cardを左手に、Railcardを表示したスマホを右手に持ってExcuse meしたら優しく対応してくれました。ので、ぜひすぐにやってみてください!
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