前回の記事では海外でカードを使った時に手数料がかかる理由について簡単に解説しました。
私は渡英に備えてSony Bank WALLETを作ったのですが、これが割と良い感じでして。
今回私がSony Bank WALLETを選んだ理由やおすすめポイントを解説します!
Wise、Revolutなども作ったのでその辺りは別記事でまた。 ←このパターン多いな…頑張ります。
Sony Bank WALLETとは?
Sony Bank WALLETは「ソニー銀行のVisaデビット付きキャッシュカード」です。そして、大元のソニー銀行はいわゆる「ネット銀行」と呼ばれるカテゴリーに属する金融機関で、実店舗や窓口を持たずにインターネット上で申込から口座の開設、入出金などが行えます。
デビットカードについては、ご存じの方も多いと思いますが、クレジットカードと同じようにカード決済を行いつつ、即時で口座から決済される仕組みとなっています。
私はこれまでゆうちょと三井住友銀行の口座をメインで利用していたのですが、諸々情報収集する中で渡英に備えてソニー銀行&Sony Bank WALLETを作ることを決めました。
Sony Bank WALLETを作った理由
では、なぜSony Bank WALLETを作ったのか。
前提として、海外ではカード文化が主流なのと、治安上もあまり現金を持ち歩きたくないのがあり
デビットカードをメインで使っていきたいなあというのがあります。
もちろん今持っているSMBCデビットカードでも海外で利用することは出来るのですが、以下の手数料が発生するようです(2022/1月時点のHP上の記載)。
海外利用時のご注意
お取引が外貨のため、海外でのショッピング・ATM利用時のお引落し金額は、「所定のレート(Visaの定める為替レート+海外事務手数料3.05%<消費税込>)」で円貨換算された金額になります。
三井住友銀行HPより(https://www.smbc.co.jp/kojin/debit/howto/)
カード自体は海外利用が出来るのですが、紐づく口座はあくまでも「日本円」で預金している口座なので、決済の度に両替が発生します。
それが結果として3.05%の手数料になっているということです。
£1の利用で4.7円、£100の利用で472円…多いか少ないかは人によりけりかと思いますが、現地で2年間暮らすということを考えた時に減らせるに越したことはないですよね?
という訳で色々調べていて出てきたのがSony Bank WALLETでした。
良いなと思ったポイントを書いていきます!
① 決済時の手数料が無料
結論これに尽きるとは思います。
先ほど記載した、決済の度に発生する手数料が無料なのです。
そんな上手い話あるの?と思われた方もいるかもしれません。
事前に以下2つやる必要がありますが、それさえすれば上手い話のようです。
1. ソニー銀行の£建ての預金口座を作っておく。
2. £で決済する前に円からポンドに両替して1の口座に入金しておく。
以前の記事と同じ図で恐縮ですが、Sony Bank WALLETを利用した場合のお金の流れはこの図のようになります。
まず、ソニー銀行ではマルチカレンシーの口座を作ることが出来ます。
円だけでなく、ドル/ユーロ/ポンドなど約10の通貨で普通預金の口座を開設することが出来るのです。
そして、先に£で口座を作っておくことで、£での決済が発生した時にデビットカード自体が£で預金している口座から支払いを行うので、決済の度に両替が発生しない=手数料がかからないという仕組みです。
ただし、£建ての口座に予め預金する時には両替手数料が発生する点だけ誤解なきように…。
手数料については以下のサイトに載っていますが、多分そこまで高くないんじゃないかなと思っています(少なくとも決済の度に発生する金額よりは)。そして、一時的なキャンペーンか永続的なものかは分かりませんが、私の時は口座開設から翌々月末までの期間であれば、外貨購入時の為替コストが無料でした!
なので、口座開設して£の動きを見ながら翌々月までにまとまった金額を両替してしまえば実質手数料
0円で海外決済が可能になります。
これが本当に魅力的でした…!
② 日本でもちゃんと使える!
2点目はこれです。
ネット銀行の場合は独自のATMを持たなかったり、場合によっては現金入出の度に手数料が掛かったりということもあると思うのですが、ソニー銀行はその辺りも割と優秀でした。
【出金】
月4回まで手数料無料かつ以下ATMで取引を行えるのでメインの口座として使う分にもそこまで困ることはないんじゃないかなと思います。
※ セブン銀行、イオン銀行、Enet、ローソン銀行、ゆうちょ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行
【送金/振り込み】
Sony Bank WALLETを発行している場合は月2回まで手数料無料です。
普通に日本国内で毎月の家賃を振り込む場合でも無料ということですね。
そして、振込手続き自体をアプリ上から行えるので非常に楽です。
「あれ、別にイギリス行かなくても持ってればよかった…」という気持ちです。
ふと、毎月の家賃振込の手数料をX年分計算しかけて、つらくなったので止めました。
まとめ
海外での決済も様々な選択肢がある中ですが、ソニー銀行やSony Bank WALLETは一考の余地がある
素敵なサービスです。
また、海外にたとえ行かないとして普通に優秀な銀行×カードだなと思います。
事実、私はまだ日本にいますがSony Bank WALLETを作って以降はそれまでメインバンクにしていたゆうちょよりもよほど使っています(ゆうちょの手数料見直しもあったので)。正直、WiseやRevolutとの「オトク感」の差別化はまだし切れていないのですが、日本の金融機関であるという安心感はあるのかなと純ジャパな私は思ってしまうところでした。
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