【オトクに海外で決済】Wise、Revolut、Sony Bank WALLETを徹底比較!

ロンドン生活記

海外旅行、あるいは海外生活を始める際に考えなければならないのがお金の話。
現地で銀行やカードをすぐに作ることが出来ればよいのですが、私の場合は所得や住所の証明などで幾つか壁があり現地の銀行口座を作れませんでした。

この時に、いかに手数料や余計なお金を払わずに決済できるか。そこで役立つのがWiseでありRevolutでありSony Bank WALLETです(実際Googleで検索してみるとこれらの記事がたくさん引っ掛かります)。

この3者はサービスとして「マルチカレンシー口座」を開設することが出来るのが共通点です。
すなわち、日本にいながら$や£、€などの複数の口座を開設することができ、アプリを経由してWeb上で送金や両替などを柔軟に行うことが可能です。
ですが、やはり気になるのは「結局どれが一番オトクなの?」という点に尽きるかと思います。
私は以前の記事でSony Bank WALLETを推しましたが、その後も調べてみてようやく違いが説明できるようになった(気がする)ので、Wise、Revolut、Sony Bank WALLETを比較してみようと思います。
※ もし間違っているポイントありましたらこっそりご指摘いただけますと幸いです…。

【検証①】£での預金(両替)

私自身が渡英の準備を始める際にお金関係でまずやらなければならなかったのが、円からポンドへの両替です。
以前の記事でも触れたように、£で預金した口座を予め用意しておきデビットカードでの決済時の手数料を無料にするのが基本的な戦略であり、その為の第一歩として多くの人が行うと思います。この時に差が出てくるのが「両替手数料」です。
これを3社で比較した結果は、以下のようになりました(手数料やその他レートなどは2022年1月頃の数値です)。

平日のRevolutが強いですね。

ソニー銀行のキャンペーンを除けば「平日のRevolut」が一番コストをかけずに両替が行えそうです。
次点はSony Bank WALLET。手数料も0.3%程度と低い水準で安定しており、口座開設から翌々月までの期間であれば両替時の手数料は発生しないというのも魅力的です。

とは言え、「本当にこの手数料で円からポンドに両替が行えるのか?」「その分、為替レートが独自のレートで割高なのでは?」というような可能性もあると思うので、実際にアプリやHPから試算してみました(流石に全部を実際に両替する財力はないので直前までで勘弁してください…)。

平日レート

画像は左からWise、Revolut、ソニー銀行の順番です。
一番右のソニー銀行が一番優勢(£320.84)で、微差で次点がWise(£320.73)という結果となりました。ただし、ソニー銀行については恐らくは別記事でも書いた「口座開設翌々月までなら両替手数料無料」の期間内だったのでその分が反映されたレートで計算されていると思われます。

休日レート

同じく、画像は左からWise、Revolut、ソニー銀行の順番です。
平日とは異なってRevolutに手数料が加算されており、Wiseが一番オトクという結果となりました。
※ ソニー銀行はそもそも休日は外貨取引ができないとのことだったので、審査対象外です。

という訳で、今回調べた結果としては以下の3つが言えることかなと思います。
・平日レートのRevolutが一番オトク
・ただし、両替手数料無料期間内であればソニー銀行(平日のみ取引可能)が最強
・休日に両替が必要な場合はRevolutではなくWiseを使うべし

【検証②】デビットカードでの支払い

①で事前にポンドでの預金が出来ていればあとは実際にデビットカードで支払いをする時に£から直接支払うことが出来ます。
Wise、Revolut、Sony Bank WALLETのいずれも、デビットカード利用時の手数料はかかりません
ので、検証観点に挙げたもののドローで!Sony Bank WALLETで決済時に外貨預金の残高がなくなると、「円からアシスト」というサービスによって自動で円の口座から両替して支払いが行われます。この時は両替手数料がかかるのでご注意を…。

【検証③】英国内での現金引き出し

実際に渡英した後で必要になってくるのが現地通貨での出金。
イギリスはカード社会なので、そこまでの頻度や金額が必要となることは少ないかもしれませんが機会としてはゼロではないでしょう。
(渡英後の体感値としては、Cash onlyのサービス、お店には1か月に1回巡り会うかどうかというくらいの頻度です)

それぞれのデビットカードを使って現金を出金した時にかかる手数料は、、、以下のようです。

出金時の手数料。Sony Bank WALLETがやや劣勢か。やはり各サービスともに「完全に手数料無料」とはいかないようですが、WiseやRevolutは一定の制限内であれば手数料をかけずに出金することが出来るようです。
また、Revolutはプランを月980円のプレミアム会員になることで、無料枠が月額50,000円まで引き上げられるようです。
もし実際に暮らしてみて、限度額を超えるような場合は検討してみても良いかもしれませんね。

まとめ

いかがだったでしょうか。
あくまで私が集めることが出来た範囲内での情報なので、少し曖昧な部分は残っているかと思います。
ただ、WiseやRevolutは本当に便利だなというのが率直な感想です。
上手く利用することで殆ど余計なコストをかけずに英国内で決済を行うことが出来そうです。

一方でWiseとRevolutは日本国内では基本的にATMでの出金は行えないのでご注意を。
あくまで海外で使う用のカードとしては文句なしですが、帰国前後での使い勝手はもしかするとSony  Bank WALLETには劣るかもしれないですね。

もちろん、今後のサービス展開次第で変わる可能性はありますが、現状だとそれぞれのHP上で以下のように記載されています。

[Wise]
日本発行のデビットカードをお持ちの場合、 日本での現金引き出しには原則対応しておりません。以下のATMで例外的に現金引き出しが可能な場合がありますが、ATMによってはできない場合もありますので、ご了承ください。
・イオン ・ファミリーマート イーネット ・ビューカード ・デイリーヤマザキ

[Revolut]
現在Revolutカードによる日本国内のATM引き出しは出来かねますので、ご了承ください。

もし何かあった時(= カードを紛失してしまった、盗まれたなど)の為に、口座や決済手段は2種類持っておきたいところです。
結論、今回調べた3種類の中からであればどの組み合わせで2種類を選択したとしても、大きな損をすることはなく運用していけるのではと思います。

因みに私は、↓でいこうかなと思っています。ご参考までにー。
Sony Bank WALLETは日本での使い勝手も良いので、長いお付き合いになりそうな予感がしています。

・Sony Bank WALLETを発行して無料期間内に2年分のお金を両替し、メインで使う
・現金引き出しが必要になった場合はRevolutから引き出す

※ もし記事の内容に事実相違等ありましたらお手数ですが、こっそり教えてくださいませ。今回は調べ切れた自信がない…。笑

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