【電車で国境を超える!】ユーロスターの旅のススメ

ヨーロッパ旅行記

せっかくロンドンに来たのだから、他のヨーロッパ各国にも気軽に旅行したい!

きっと誰もが思うことですよね。そしてもちろん私もその中の一人です。
日本からだと移動だけで半日かかるので疲れてしまったり、航空券が十万円単位でかかったりとハードルの高いヨーロッパですが、ロンドンからであれば場合によっては日本の国内線と同じくらいの時間・費用で旅をすることが出来ます!イギリスは島国なので飛行機が真っ先に思い浮かぶところですが、今回は渡英前から一度は乗ってみたいと思っていた電車、Eurostarでロンドン⇔ブリュッセルを旅しました
乗車までの流れや感想などラフにシェアしていければと思います。

Eurostarって?

Eurostarはイギリスとヨーロッパ本土を結ぶ唯一の鉄道です。
ご存じの方も多いかと思いますが、ドーバー海峡によって車や鉄道でイギリスと本土を行き来することが出来るのです。日本で言うところの青函トンネルを北海道新幹線が通っているイメージですね。

そして、Eurostarは以下の主要都市を結んでおり、観光地としても人気のある各都市に電車一本でいくことが出来るのです。
イギリス:ロンドン
フランス:パリ
ベルギー:ブリュッセル
オランダ:ロッテルダム、アムステルダム


Eurostarのホームページより

チケットの取り方、価格

Eurostarのチケットは公式ホームページから取ることが出来ます。
特に迷うこともなく、行先や日程を入力して決済をすることでオンライン上で完結するので、日本で新幹線のチケットをWeb上で購入するのと同じくらいの手軽さでした。

チケットの種類

Eurostarのチケットは3種類あります。簡単にまとめたものが以下です。
BUSINESS PREMIERは一線を画しており、有名シェフ監修の食事が提供されるようです。

また、値段はもちろん「STANDARD < STANDARD PREMIER < BUSINESS PREMIER」の順となっています。STANDARDは最も安いタイミングであれば£40くらいからチケットを購入できるのに対して、BUSINESS PREMIERはどうやら£245で固定金額のようです(2022/8/21時点)。

飛行機のビジネスクラスと比較すると全然安いので、特別な旅行などであればBUSINESS PREMIERも選択肢に入ってくるかなと思います。私はもちろんSTANDARDです、はい。

チケットの価格

「でも、お高いんでしょう…?」そんな声が聞こえてきます(幻聴)。
日本の新幹線は一年中そこまで値段は変わらないと思うのですが、Eurostarは時間帯や日付によって大きく値段が異なります。この辺りは新幹線というよりも飛行機と同じ感覚ですね
また、早めにチケットを抑えることで大幅に安く購入することが出来ます。

Standardチケットの価格を実際にEurostarのサイトで調べて比較したのが以下表です。

いかがでしょう。もちろんサンプル的にピックアップしたものなので、必ずしもこのくらい安く買えるというのを示したものではありません。
ですが、早めに確保した方が安く買えることは間違いありません。加えて、£59.50ということはロンドンからパリまで片道1万円で行くことが出来るということです。

何となくLCCよりも高い印象を持たれてしまうことが多いEurostarですが、計画的にチケットを取ることで場合によっては飛行機よりも安く旅行が出来そうです。

2022年夏頃時点で、ヨーロッパ各国はCOVID-19に伴う入国規制を緩和する方向に進んではいますが(※)、状況が変わる場合もあるので、チケットを購入する際は入国に必要な書類などの最新情報を予め確認した上で購入するようにしましょう。
※ 私が利用した2022年8月時点ではイギリス⇔ベルギー間はPCRテストやワクチン証明などは一切不要でした。

乗車までの流れ

大きな流れとしては飛行機と同じで、手荷物検査と出国審査がありますが、個人的には飛行機よりも楽だなと感じました。
Holidayシーズンでしたが、平日の朝だったのでそこまで長い時間待つこともありませんでした。
ただ、土日の日中帯などはSt. Pancras駅で行列が出来ているのを時々見かけるので、混む時はもう少しストレスフルかもしれません。

乗車までの流れ
  • 発車90分前
    入場

    Eurostar用の入口(改札)があるので、事前にメールで送られてくるチケットのQRコードをかざして入場します。

    St. Pancras駅の入場口

  • 70分前
    手荷物検査

    飛行機と全く同じ流れで荷物をトレイに入れて検査を受けます。

  • 50分前
    出国検査

    パスポートを携えて出国審査を受けます。飛行機とは異なって何も質問されず、顔をちらっと見られただけでスタンプを押されました。笑

  • 20分前
    乗車!

    プラットフォームは直前まで確定しない可能性があるので待合室で待ちながら、電光掲示板をチェックしておきましょう。


    待合スペース。Holidayシーズンだったので多少混んでいたのかなカフェなどもあります。


    ここを登ってプラットフォームへ!


いざご対面St. Pancras駅のプラットフォーム

EurostarのHP上に、各駅毎のチェックインの推奨時間が載っているので事前に確認しておくようにしましょう。手荷物検査や出国審査のレーン数による違いで駅毎に時間が異なるものと思われます。London St.Pancrasが90分前、Brussel Midiが90~120分前がそれぞれ推奨時間でした。
https://www.eurostar.com/uk-en/travel-info/your-trip/check-in

乗ってみての感想

新幹線よりは疲れたり揺れたりするのかなあと想像しており、正直乗り心地についてはあまり期待していませんでした。
新幹線の方がもう一段快適な印象は受けましたが、私自身は特に揺れなどは気にならずぐっすりと寝てしまうくらいには快適でした。
強いて気になったポイントを挙げるとすれば、↓かなと思います。

・Free Wifiが整備されており利用可能だが、不安定なタイミングが多かった。
・新幹線とは異なり、高架を走ることが少なかった為、景色が意外と見え辛い。
 ※ あくまでBrussels方面の場合&個人の感想です。

因みに、車内放送や案内は「英語」「フランス語」「オランダ語」の3か国語で案内されます。
英語すら怪しい中、Brussels(英語)、Brussel(オランダ語)、Bruxelles(フランス語)が次々と流れていった為、一人で混乱しておりました。


車内の様子① スタンダードは2×2の座席


車内の様子② ドーバー海峡は約50kmらしい

まとめ

という訳で今回はEurostarの情報をまとめてみました。
LCCだけでなくEurostarも上手く組み合わせることで、より快適にかつ安くヨーロッパ各地を旅することが出来そうですね。

また、ヨーロッパの本土に出てしまえばそちらはそちらでEurostar以外の高速鉄道(タリス、TGV、レイルジェットなど)もあるので、EurostarでParisまで出て観光して、そこからさらに別の高速鉄道で他の国へ移動といった自由度の高い旅も実現できると思います。

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